FTPサーバーの設定
FTPサーバーは、FTPというプロトコルを使用して通信を行います。ファイルのアップロードやダウンロード、ファイル名の変更や削除なども出来ます。古いプロトコルのため、セキュリティーに弱い部分があり以前のように使われなくなったとか。でもMacOS9など古いシステムからのアクセスにはまだまだ使えますよね。転送効率が高いのも魅力の一つとか。
FTPサーバーを有効にする
Mac OS Xには高機能FTPサーバーがインストールされています。FTPサーバーを有効にするにはシステム環境設定から共有を選択してサービスタブのFTPサービスにチェックを入れると開始されます。
アクティブモードとパッシブ(PASV)モード
FTPサーバーは特殊なネットワークサービスでコマンド用とデータ用の2つのネットワークポートを使用します。それに加えて「アクティブモード」と「パッシブモード」という2種類の動作(転送)モードがあります。(これは設定には関係ありません。)
ファイアーウォールの設定
システム環境設定からFTPサービスをONにした場合、ファイアーウォールタブ(パンサーの場合)を見てもらえれば分かりますが、21-22、から1024-65535番ポートが自動的に設定されています。(古いバージョンの場合21番ポートだけが開けてある状態になっているかもしれませんので手動でファイアーウォールを設定します。新規ボタンから設定ができます。)
これで設定は終了です。
Finderから接続する
Finderの「移動」メニューから「サーバへ接続」を選択します。接続ダイアログが表示されるのでサーバアドレスに「ftp://サーバーのIPアドレス(又はドメイン名)」でアクセスできます。認証ダイアログがでるので名前の所にアカウントで設定したユーザ名とそのパスワードを入力すれば繋がります。
GUIで動作するFTPクライアントから接続するには
FTPに接続するためのMac定番FTPクライアント「Fetch」http://www.hart.co.jp./fetch/を使って接続するには
ホスト名に サーバーのIPアドレス(又はドメイン名)
ユーザIDに アカウントで設定したユーザ名
パスワードは ユーザ名のパスワード
を入力すれば繋がります。